敬老の日は祖父母にプレゼントを渡したり、感謝の気持ちを伝える年に一度の大切な日ですよね。
ところで敬老の日の由来、つまり敬老の日はどういった経緯で誕生したのでしょうか。
また、何歳になったらお祝いの対象となるのでしょうか。
今回はそんな敬老の日に関する素朴な疑問を解決していきたいと思います!!
目次
1.敬老の日とは??
国民の祝日に関する法律第2条で敬老の日は以下のように定められています。
多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う。
ご存知の通り、お年を召した方を敬う日ということです。
この辺は何を今さらって感じですかね。
ではなぜ老人を敬愛し長寿を祝う日が誕生したのか、なんて言ったら失礼かもしれませんが、この祝日が誕生した由来を次の項で見ていきましょう!!
2.敬老の日の由来は??
敬老の日誕生の由来には一般的に3つの説があり、どれが本当の由来かははっきりしていません。
①敬老会
1947年 | 兵庫県の野間谷村では9月15日を「としよりの日」と決めて”老人を大切にし、年寄りの知恵を借りて村作りをしよう”をコンセプトに敬老会を開く |
1964年 | 全国に広まると共に「としよりの日」という名前のイメージの悪さを払拭するため「老人の日」に改名 |
1966年 | 名称を「敬老の日」と改める |
2003年 | 敬老の日が9月の第3月曜日に設定される |
兵庫県の村の敬老会で定められた「としよりの日」説が一番新しく、具体的な年や場所も記されているので信ぴょう性が高いように感じます。
しかし、「としよりの日」のイメージを良くしようとして「老人の日」に名称を変えたとのことですが、老人の日という名称が採択された事実に驚きを隠せません・・・。
全然イメージ良くなってませんよね?
②聖徳太子
聖徳太子が594年に「悲田院」という、今でいう老人ホームを開いたのが9月15日であり、それに由来するという説があります。
少し話は脱線しますが、聖徳太子は弱者に優しく、山で飢えている人々に衣食を提供したと語り継がれています。
そんな聖徳太子が社会的弱者のために4つの院を開き、そのうちの1つが悲田院なのです↓
敬田院(きょうでんいん) | 寺院 |
施薬院(せやくいん) | 薬局 |
療病院(りょうびょういん) | 病院 |
悲田院(ひでんいん) | 社会福祉施設 |
③養老の滝
3つ目の説は岐阜県にある養老の滝に由来するというものです。
貧乏一家の孝行息子が父の欲する酒の湧き出る場所を見つけ、父に飲ませると大変喜ばれました。
その場所が養老の滝であり、717年当時の天皇であった元正天皇が孝行息子の話に感銘を受け、養老の滝に行かれた日が9月15日であったとされています。
そしてその年の元号を「養老」に改元し、全国の老人へ賜品を配ったことに由来すると言う説です。
3.2018年敬老の日はいつ??
敬老の日は9月の第3月曜日と決められています!!
よって、2018年の敬老の日は9月17日(月)です。
その年によって敬老の日の日付は変わるということですね!!
しかし2002年までは9月15日で完全に固定されていたんです。
この翌年からハッピーマンデー制度の誕生によって月曜日を祝日にしようということになり、現在の形になりました。
成人の日や海の日、体育の日と同様その日付に深い意味がないことからハッピーマンデー制度の対象になったと言われています。
4.何歳からお祝いするべき??
敬老の日の誕生の由来や日付などがわかったところで次に気になるのがお祝いの対象年齢です。
年齢的にあの方をお祝いしたら失礼かな・・・と迷ったことのある方もいるのではないでしょうか?
実のところ、何歳以上の方がお祝いの対象になるという定めは無いのです。
しかしそれでは困ると思いますので、ある基準を紹介したいと思います!!
①65歳
日本においては高齢者を以下のように定めています。
65歳~74歳:前期高齢者
75歳以上 :後期高齢者
また、老人福祉法は65歳以上の人を基準にして作られています。
更に年金を受給し始めるのも一般的に65歳以上、多くの会社勤めの方が退職するのも65歳であるため、困ったときは65歳で線引きしてお祝いするか否かを決めるのが無難と言えるでしょう!!
②祖父母
これこそ最強の基準ではないでしょうか?
いくら自分が若いと思っていても、孫からお祝いされて不快になる祖父母はいないでしょう。
結局何歳以上、などと細かく決める必要なんてないかもしれませんね。
大切なのはお祝いする側の感謝や敬う気持ちです。
いかがでしたか?
今回は敬老の日の由来や何歳からお祝いの対象になるのかを書いてきました!!
その他祝日の由来に関する記事は数多書いているので見て行ってください。

Daiki Shibata

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