日本人はなぜ英語を話せないのか?英語教育体制に一言もの申します

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突然ですが、あなたは英語を話せますか?

 

中学、高校、大学と10年間英語を学んできたのに全然話せない、なんて方は多いのではないでしょうか。

人によっては小学校でも習った、社会人になってからも資格のために勉強してる、といった方もいらっしゃるでしょう。

そういう方の場合は他のどの科目よりも英語に時間と労力を費やしていると言っても過言ではないでしょう。

 

でも、自己紹介すらまともに出来ない方が大半です。

なぜこんなことになるのでしょう。

 

私は日本人が英語を話せない原因は私たち自身ではなく、ズバリ日本の英語教育の体制にあると思っています。

今回は、日本人の英語力や英語教育制度の現状を解説しつつ、解決策を提案する記事を書いていきたいと思います。

 

 

1.日本人の英語力

 

英語は言語。

言語は話せてなんぼだと私は思います。

 

時代はグローバル社会です。

人口減少に伴い日本の市場が頭打ちになり、東南アジアなどの発展途上国へ進出する企業が増えています。

 

一方で、日本の人口は減るのに日本に来る外国人観光客外国人労働者の数は増加の一途をたどっています。

 

また、社内公用語を英語にする会社が出てきたのはもはや最近の話ではありません。

日本にいても英語を話さなくてはならない環境が訪れるのは時間の問題ではないでしょうか。

 

少なくとも、今後ますます英語が必要とされていくのは明らかなのです。

 

そんな中、現状どれだけの日本人が英語を話せるのかを文部科学省がアンケート調査した結果がこちら↓

 

・十分に話せる・・約1.5割

・少し話せる・・・約1.5割

・話せない・・・・約7割

 

ご覧の通り、多くの人が英語を話せないと回答したのです。

それでも3割の人が最低限は話せると回答したのには正直驚きました。

ただし「十分に話せる」や「少し話せる」の基準は各々違いますから、あくまでも目安と捉えておくのがよいでしょう。

 

7割の人が英語を話せないと回答しましたが、その方たちが話せないのは英語の授業を真面目に受けてこなかったからでしょうか?それとも英語に全く関心が無いからでしょうか?

 

恐らくどちらでもありません。

実際、アンケート調査によると英語を話せるようになって「海外旅行を楽しみたい」「洋画を字幕なしで観たい」「外国人とコミュニケーションを取りたい」「洋楽を歌いたい」という願望を持った方はかなり多いようです。

 

では英語を話したい願望はあって英語の授業もしっかり受けているのに、なぜほとんど話せるようにならないのか、

次の項でその原因であろう日本の英語教育体制について書いていきます。

 

 

2.日本の英語教育体制

 

かつて私が就職活動をしていた際、ある会社で小論文が課されました。

テーマは「あなたは英語に対しどう向き合っているか」だったと思います。

 

恐らく会社側からしたら、単に私たちが英語学習に積極的に取り組んでいるのか、今後のグローバル展開に対しポジティブな考えを持っているのかを問いたかったのでしょう。

 

しかし、私はこのとき無性に日本の英語教育体制への批判を書き連ねたくなり、ボロカスに思うままの意見を書いたのを覚えています。

 

結果は選考落ち。

求められていた内容から逸れていたからか、それとも辛辣な内容になりすぎたからなのか、真相はわかりませんがこの記事でも遠慮なしに書いていこうと思います。

 

①文法重視の教育

学校の授業は専ら文法重視です。

現在学生の皆さんはもちろん、大人の皆さんも英語の授業風景を思い出してみてください。

 

私が中学や高校で受けていた授業は、まず教科書の本文をネイティブ音声で聞きます。

その後皆で各々読んで、新しく出てきた単語や熟語の意味を調べ、その単語や熟語を用いて自分で例文をつくる。

その後本文の内容に関する設問や文法問題をいくつか説き、最終的に本文を全て翻訳して終了。

 

つまり、読み書きに重点を置いた授業形式であり、リスニングやスピーキングに関してはほぼスルーなのです。

これではいつまで経っても聞けたり話したり出来るようにならないでしょう。

 

②目的とする試験でスピーキング能力が求められない

どうして①のような授業が繰り広げられてしまうのかというと、根本的な原因はここにあると思われます。

英語を話せなくても高校・大学受験やTOEICで満点が取れてしまうからです。

 

つまり、学生が最終目的とする試験の場にスピーキング要素が一切必要とされていないのに誰がスピーキングを学ぶのか、ということです。

当然学生たちはスピーキングの練習をしている暇があったら点数になる文法や長文読解に取り組むでしょう。

 

また、日本の多くの会社ではリスニング・リーディングの試験であるTOEICの点数を昇給や昇格を決める判断材料の一つにしています。

ただでさえ忙しい社会人です、誰がこの状況であえてスピーキングの勉強に積極的に取り組むでしょうか。

 

③英語の先生が英語を話せない

ある調査によると、中学の英語の先生のTOEICの平均点は500点台、高校の英語の先生は600点台だといいます。

TOEICは990点が満点です。

 

TOEICの点数が英語を話せる、話せないに直接的な関係があるとは思いませんが、それにしても低すぎると思いませんか?

 

文部科学省は全教員に最低730点を求めていますが、現実はこうです。

これではお家芸の文法授業ですら受けるのが怖くなるレベルです。

 

それはひとまず置いておいて、皆さんのかつての英語の先生方は英語を十分に話せましたか?

私ははっきりと覚えているわけではありませんが、たまに授業に来るネイティブ講師とペラペラ会話出来ていた先生はほとんどいなかったように思います。

 

自分の発音の悪さを自覚してか、露骨にCDの音声に頼った授業をする先生もいました。

先生が話せないのに、その生徒が話せるようになるわけがありませんよね。

 

 

3.解決策と今後の展望

 

以上を踏まえた上で私個人が考える教育体制の改善策は、高校・大学受験にスピーキングテストを導入することです。

 

会社でいうと、リスニング・リーディングのTOEICを中心に評価するのではなく、スピーキング・ライティングのTOEICやスピーキングが試験項目にあるTOEFL、IELTSに関してももっと評価するべきだと思います。

 

そうすることによって、学校側としても試験で必要ならばスピーキングを授業で扱わないわけにはいかなくなるでしょう。

 

更に欲を言えば、英語の教員採用試験に厳しいスピーキングテストを導入し、他の分野が良くてもスピーキングが基準点に達しなければ不合格とすべきだと思います。

 

それでは教員不足に陥ると思うかもしれませんが、フィリピンをはじめとする東南アジアにはネイティブ顔負けの優秀な英語話者がいます

いやらしい話、人件費もあまりかけずに済むので一石二鳥でしょう。

 

 

以上が私の勝手な考えですが、実際に国は教育体制の改革に既に乗り出しているようです。

 

文部科学省によると、2020年の東京オリンピックまでに小学校高学年の英語を正式に必須教科として採用したり、中学では英語の授業をすべて英語で行おうとしているということです。

 

英語を話せない先生はどうするのだろうか、という興味と心配を抱きますが政府が抜本的な改革を行おうとしているのは確かでしょう。

 

その他にも私の知る限りで、英語の授業に限らず全ての教科を英語で行う大学があったり、在学期間中の一年間の海外留学を必須単位とする大学があったり、大学側が招いたフィリピン人講師による少人数英会話授業を実施するところもあります。

 

 

皆さんはこの英語教育の現状や展望についてどう考えますか?

 

いずれにせよ、日本は英語に関してまだまだ伸びしろがあると言えます。

教育改革に伴って、私たち個人の勉強意識も変えることで相乗効果を生み出していきたいですね。

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Daiki Shibata

Daiki Shibata

旅/バックパッカー/海外留学/海外インターン/マラソン/サブ3/ジムインストラクター/経済/途上国支援

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