発展途上国の教育の現状や問題点~これを解決せず明るい未来はない~

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発展途上国は私たちが想像するより遥かに多くの問題を抱えています。

資金面、技術面、衛生面、治安面、教育面、、、

 

挙げればキリがありませんが、この中で私が貧困から抜け出す一番大きな鍵を握っているのはズバリ教育面だと思っています。

 

なぜ教育が貧困解決に大切なのかはもちろん、現在の発展途上国における教育の現状や問題点を説明していきたいと思います。

 

そもそも発展途上国とは何か、そしてその現状や様々な問題を紹介・解説している記事はこちら

1.学校に行けない子供たち

現在、世界には学校に通う年齢になっても通っていない子供が約6700万人もいるのです。

当然、そのほとんどは発展途上国の子供たちです。

通っていない、というより通えないと言ったほうが正しいかもしれません。

 

日本の就学率は100%ですが、アフリカには30%台の国もあります。

*就学率は学校に籍を置いているか否かを表し、出席率とは異なる

 

なぜ、これほどまでに学校へ行けない子が溢れてしまっているのでしょうか。

そのいくつかの原因を次の項で見ていきたいと思います。

 

2.なぜ学校に行けないの?

あなたにとって、教育とは? /日本ユニセフ協会

学校に行けない理由は各地域、家庭によって様々です。

ここでは代表的な8つの理由を紹介していきます。

 

①学校が近くにない

日本には学校がたくさんあり、学区というものまで定められているくらいですが、貧困国は学校が少ないため、学区はおろか学校が家から遠すぎて通えないことが往々にしてあります。

 

②先生がいない

貧しさのあまり先生に支払う給料が割り当てられない、また先生が貧しい環境での生活を望まないという理由で、教師不足に陥っている地域があります。

 

③お金が無い

家庭が貧しいため授業料や教科書代が払えないという理由で学校に行けない子供たちはたくさんいます。

 

④家庭が貧しいから働かなきゃいけない 

家庭が貧しいため家計を支えるべく働かされる子供たちがいます。

開発途上国では平均16%、後発開発途上国では平均28.5%の子供(5~14歳)が学校へ行かずに働いています。

働き方は、家の人の手伝いをしたり、売り子をしたりと様々です。

 

⑤弟や妹の面倒を見なきゃいけない

両親共働きだと小さい子の世話をしなければいけなくなります。

また、自分を犠牲にしてでも弟や妹を進学させたいがために働いて授業料を稼ぐお兄さんお姉さんもいます。

 

⑥親が行かせてくれない

教育という未来投資を考えられない親がいます。

勉強する暇があるなら働いてくれということです。

 

⑦病気になった

栄養失調や衛生環境の悪さが原因で病気になる子供がたくさんいます。

病気になると当然学校どころではありませんし、病院に行けなかったり薬が買えなかったりするので、日本では簡単に治る病気で命を落とすケースが後を絶えません。

 

⑧戦争や紛争に巻き込まれた

戦争で学校が破壊されたり、避難しなければいけなくなったり、はたまた戦争に兵士として駆り出されたりすることもあります。

 

3.読み書きが出来ない大人たち?

発展途上国における15~24歳の識字率(母国語の読み書きが出来る人の割合)は60~90%と言われています。

 

先進国ではこれが100%です。

読み書きは出来て当たり前とされている国々からすると衝撃的な数字に違いないでしょう。

 

国によって多少異なりますが20歳なんていったらもう大人です。

これから国の未来を担う立場の若者が読み書き出来ないというのは無論大問題です。

 

次の項では、教育を受けられないことで生じる問題には具体的にどのようなものがあるのかを詳しく見ていきましょう。

 

4.教育が受けられないことによる問題点

ユニセフ IMAGINE Full Ver./日本ユニセフ協会

教育が受けられないということは、その本人に、そして国に対してどういった不利益をもたらすのでしょうか。

3つに絞って見ていきましょう。

 

①文字の読み書きが出来ない

文字の読み書きが出来ないと、手紙でのコミュニケーションが行えなかったり、忠告を読めなかったりします。

例えば立ち入り禁止の看板の文字が読めなかったり、取扱説明書が読めないと困りますし、命に関わることだってあるでしょう。

 

②計算できない

算数の授業を受けていないため、計算が出来ません。

計算が出来ないと、買い物でお釣りが合っているかわからなかったりぼったくられても気づかなかったりします

 

③仕事が十分にできない

最低限の技術や能力が備わっていないため、まともな仕事に就けません

仕事ができないといつまでも貧しいままでしょう。

 

5.負のスパイラル

教育を受けられないと、いわゆる負のスパイラルに陥って永遠と貧困から抜け出すことが出来ないと考えられます。

ここで言う負のスパイラルとは何かを見ていきましょう。

学校に行けない➡読み書きが出来ない、技術や知識が身につかない➡まともな仕事につけない➡まともな仕事につけないので収入が少ない➡収入が少ないと子供を学校に通わせられない➡振出へ戻る

このように、親が貧しいと必然的にその子供も将来に渡って貧しい生活を続けることになり、その子供の子供も、、

という形で、負の連鎖が永遠に続いていくことになるのです。

 

だから形はどうあれこの負の連鎖を断ち切らなければいけないと、自分を犠牲にして貧困を抜け出そうと行動する若者には頭が下がります

 

私たちに出来ることは何か、ヒントとなる記事も書きましたので是非ご覧ください。

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Daiki Shibata

Daiki Shibata

旅/バックパッカー/海外留学/海外インターン/マラソン/サブ3/ジムインストラクター/経済/途上国支援

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