薬剤師志望者必見!!薬局の仕事内容や知られざる裏側を現役薬剤師が語る②

情報

 

ここでは、そうだったのか!!現役薬剤師が語る薬局の知られざる裏側①で語りきれなかった内容をお話ししていきたいと思います!

ありのままを書きますので、薬剤師志望の方には特にご覧になってほしいです。

 

 

1.質問票

 

新患の患者さんには、質問票というのを書いてもらいます。

初回アンケート票など薬局によって表現は様々ですが、初めて行った薬局で書いた経験のある方は多いと思います。

・名前

・住所

・生年月日

・薬のアレルギーを起こしたことはあるか

・他にかかっている病院はあるか、ある場合はそこで薬はもらっているか

 

具合の悪い患者さんに、細かく書いてもらうのは本当に申し訳ないと思っているのですが、たまに処方箋が他の方の処方箋と入れ違っている場合があるので、名前や生年月日などは確認する必要があります。

 

また投薬が終わってから、何か言い忘れたことや、患者さんが忘れ物をするなど、後で連絡を取らなければならないことがあります

その時のために、住所や電話番号をお聞きしないといけません。

 

また、薬でアレルギーを起こしたことがあるかどうかは、その時にお薬をお渡しする時点で把握している必要があります。

同じ薬ではなくても、同じ系統の薬が出ていたら同様のアレルギーが出る場合があるので、疑義照会の対象になる場合があります。

患者さんに一度詳しくアレルギーの状況をお聞きして、同じような薬が出ていても問題なければそのまま出しますし、問題ありなら疑義照会(医者に確認)します。

 

どこか他の病院にかかっていて薬をもらっている場合は、併用薬をチェックします。

まれに、併用禁忌(絶対に一緒に飲んでは駄目)の薬が処方されていることがあるのでそれも疑義照会の対象になります。

 

さらに、病院にかかってはいるけれど、薬は飲んでないという方もいます。

そういう方は「薬を飲んでないんだから関係ない」と思うかもしれませんがその病気によっては、病気の症状を悪化させてしまう薬もあるのです。

ですので、そこもしっかりとチェックします。

 

質問票の内容について患者さんに話を聞くと、「病院でも話したのに」という方が結構いるのですが、それでも抜けてしまう場合があるのです。

そのための最後の砦として薬局があり、薬剤師がいます。

とても大切なことなので、ご自身のために具合が悪くても頑張って薬剤師に話を聞かせてください。

 

新患の患者さんには、質問票の内容に問題がない場合(その場合の方が多い)には、「何もないようですね」など軽く質問票の内容に触れて、あとは薬の効果・薬の飲み方について説明し、患者さんから質問があればそれに答えます。

 

患者さんごとに適した内容の服薬指導を行うのです。

そのために、患者さんを呼ぶ前に薬歴をしっかりとチェックして、前回からの申し送りがあったら、それについて触れるなどの投薬のための計画を立てます。

 

患者さんがたくさんいると、つい焦ってしまい、いつもの手順のひとつを抜かしてしまったりすることもまれにあります。

その場合には調剤過誤が起きる確率が当然高くなります。

 

ですので、忙しいときこそ冷静に、ゆっくり慎重に作業を行うように心がけています。

 

混んでいるのは患者さんも見たらわかること。

なんでこんなに時間がかかるんだ!と怒ってくる方もいらっしゃいます。

そういう時は、混んでることを説明して謝ります。

もっとも、謝っても怒り続ける方はいますが、それでも謝り続けるしかありません。

 

そして、なんとか患者さんが皆帰られたた後、(さばけた、と言うことが多いです)薬剤師はほっと一息つきたいところですが、そうするわけにはいきません。

今度は、薬歴入力が待っています。

 

患者さんが多いほど、書かなければいけない薬歴は増えます。

処方箋のコピーにメモしてある場合が多いので、コピーをとっておくのですが、そのコピーがたくさんあって、厚みがあると実際暗い気持になります。笑

これ全部入力するんだぁ、と思って。

 

 

2.薬歴

 

ここで、薬歴について説明します。

薬歴とは、簡単にいうとカルテみたいなものです。

 

最近は電子薬歴といって、診察のほうも電子カルテになっているようですが、あんな感じです。

書く内容は、結構たくさんあります。

SOAP(ソープと読みます)という形式に則って、記載します。

 

Sの欄:患者さんが言ったこと

Oの欄:薬の受取方と検査結果

Aの欄:患者さんへの指導内容

Pの欄:これからのプラン

 

こういう説明ではピンとこないと思うので、実際の薬歴形式に則って、ちょっと書いてみます。

S 今日は血圧は良いね、と先生に言われました。いつも夏になったら夏風邪引くんだけど、今回は大丈夫だったみたいでよかったわ。
O 本方へお渡し。BP(血圧)120/72
A 風邪をひかなかったと油断せずに、暖かい恰好や、うがい手洗いなどに気を付けるよう指導した。
P 経過観察。

こんな感じです。もうひとつ書いてみます。

S 今日は血圧高いって言われた。血をとってきたよ。
O 本方へ。BP152/62 採血をしてきた様子。
A たまに高い分には問題ないので、継続して薬を服用するよう指導した。
P 次回、採決の結果について確認してください。

 

薬歴には、どんな処方がされたかの内容も表示されます。

前回と同じか違うかも表示されます。

ちなみにBP152 / 62というのは、血圧の上が152で下が62、という意味です。

 

これを、大抵は20方から多い時で40方~50方分。

とても多い薬局では、100枚越えとかもあったりします。

 

そういう時は、その日に薬歴を書き終えることはできないので、次の日にもし暇があったらその時にやります。

さすがに100枚たまると、笑うしかなくなってきます…。

 

インフルエンザの時期などは連日混んでいるので、一日で一か月分の薬歴が平気でたまったりします。

結構大変です。

 

 

3.業務終了

 

薬歴の処理が終わったら、だいたい薬局の業務は終了です。

あとは薬の発注とかいうのもあるのですが、発注の仕方は薬局によって違います。

一か月もちそうだったら買わないとか、これじゃあ一か月分には足りないと思ったら発注したりします。

 

あとは簡単に掃除をして、病院から「次の患者さんでEND(エンドと読みます)です。おお疲れさまです」「分かりました。お疲れさまです」などのやり取りがあって、その患者さんが帰って、薬局を閉める時間になったら閉めて、みんな帰ります。

 

電子薬歴などは、親機のパソコンとつながっていたりするので、一番最後に出る方が順番通りにパソコンの電源を切っていきます。

順番があるのがポイントです。

順番を変えたらどうなるかは若干知りたいですが、やったことはないですし、やる勇気もないのでお知らせすることはできないでしょう…。

 

薬歴があんまりにもたまっている時は、方によっては薬局が閉まったあとに残って入力したりするのですが、忙しい時期にそういうことをやっていたら体がもたないので私は帰ります。

 

で、最後に帰る方のもうひとつの仕事は、薬局のカギを閉めて、セキュリティシステムをかけて帰ります。

 

 

いかがでしたか?

大変ですが、やはりやりがいのある仕事です!

薬剤師志望の方がもっと増えてくれたらうれしいですね。

The following two tabs change content below.
Daiki Shibata

Daiki Shibata

旅/バックパッカー/海外留学/海外インターン/マラソン/サブ3/ジムインストラクター/経済/途上国支援

コメント